伝統茶Ⅲ－基礎体温アップ免疫力強化にはショウガ茶

■生姜の由来
生姜は 2千年の前中国の医書にも記述されているといわれています。漢方薬の大半に生姜が使われているくらいです。生姜を蒸すとか煮て乾燥させることを乾薑(건강･コンガン)といい、火に焼いて乾かすことを黒薑(흑강･フッガン)といいます。韓国では｢高麗史(고려사)｣に、生姜に対する記録があり、高麗時代以前から栽培したと推測されています。

■生姜の効果
１．胃腸の運動を助ける
生姜にはジアスターゼというタンパク質分解酵素が入っています。消化吸収を助ける効能もあるため刺身と生姜は相性がいいです。

２．鼻の風邪にも熱の風邪にも効く
風邪で鼻がつまったり、頭痛がしたり、熱がある時はショウガ茶を飲むといいでしょう。生姜は発汗解熱薬、血行障害などにも利用されてきました。民間療法では風邪と咳には生姜汁に蜂蜜を入れて暖めて、毎日5回位服用すると良いと知られています。

３．生姜は食中毒を起こす菌に対して殺菌、抗菌作用がある
生姜の辛い成分はジンゾロールとショウガオルが主成分であり、香り成分は、さまざまな精油成分であって、この精油たちが辛い成分と似合ってチフス菌やコレラ菌など細菌に対する殺菌作用があります。

４．吐き気を鎮める
最近明かされたことによれば吐き気を鎮めるのにもよく使い、酔い止め薬のドラマミン(Dramamin)よりも生姜がもっと効果があることが証明されたそうです。特に生姜は脳に作用しないで腸に作用しますので、ドラマミンのように眠気を誘いません。香港では船に乗る人々が漬けた生姜を食べていることも同じ理由だそうです。

５．女性のむくみに効く
体調が良くない時は体内の水分の調節がよくできなく、顔がぱさぱさしてむくみができます。生姜は排尿器官を正常にして、むくみを抜きます。体を暖かくすることによって、不感症・生理不順なども治すそうです。産後の下腹痛には生姜をお茶を煎じて焼酒に入れて飲めば効果が絶大ですし、生理時の腹痛がひどい女性も毎日食前にショウガ茶を一杯を飲めば楽になると知られています。