キム・ヨンラン「毒を秘めて」
キム・ヨンラン(金永郎: 1903~1950) 本名はユンシク(允植)。全羅南道のガンジン地方の大地主の長男として生まれた。1920年日本の青山学院英文科に留学。この「毒を秘めて」は、純粋詩だけ書いた詩人が植民地の時代の悲しみを詠った代表作としても知られています。どうしても時代から逃れられない人の悲しく空しい運命が切実に伝わってきます。 |
金・永郞 「독을 차고」
내 가슴에 독을 찬 지 오래로다.
아직 아무도 해한 일 없는 새로 뽑은 독
벗은 그 무서운 독 그만 흩어 버리라 한다.
나는 그 독이 선뜻 벗도 해할지 모른다 위협하고
독 안 차고 살어도 머지않아 너 나마저 가 버리면
억만 세대가 그 뒤로 잠자코 흘러가고
나중에 땅덩이 모자라져 모래알이 될 것임을
"허무한듸!" 독은 차서 무엇 하느냐고?
아! 내 세상에 태어났음을 원망않고 보낸 어느 하루가 있었던가.
"허무한듸!"
허나 앞뒤로 덤비는 이리 승냥이 바야흐로 내 마음을 노리매
내 산 채 짐승의 밥이 되어 찢어우고 할퀴우라 내맡긴 신세임을.
나는 독을 차고 선선히 가리라.
막음 날 내 외로운 혼 건지기 위하여.
내 가슴에 독을 찬 지 오래로다.
아직 아무도 해한 일 없는 새로 뽑은 독
벗은 그 무서운 독 그만 흩어 버리라 한다.
나는 그 독이 선뜻 벗도 해할지 모른다 위협하고
독 안 차고 살어도 머지않아 너 나마저 가 버리면
억만 세대가 그 뒤로 잠자코 흘러가고
나중에 땅덩이 모자라져 모래알이 될 것임을
"허무한듸!" 독은 차서 무엇 하느냐고?
아! 내 세상에 태어났음을 원망않고 보낸 어느 하루가 있었던가.
"허무한듸!"
허나 앞뒤로 덤비는 이리 승냥이 바야흐로 내 마음을 노리매
내 산 채 짐승의 밥이 되어 찢어우고 할퀴우라 내맡긴 신세임을.
나는 독을 차고 선선히 가리라.
막음 날 내 외로운 혼 건지기 위하여.
キム・ヨンラン「毒を秘めて」
僕の胸に毒を 秘めてから長くなるのだ。
まだ誰も害した事ない 新たに抜いた毒
友はその恐ろしい毒 もう散らしてしまいなさいという。
僕はその毒が軽く友も 害するかも知れないと脅かして
毒秘めないで生きても やがてお前 僕さえ行ってしまえば
億万世代が その後に黙って流れて行って
後で土地足りなくなって 砂になるはずだと
"空しい!" 毒は秘めて何すると?
嗚呼、僕は世の中に生まれたことを 恨まないで過ごした一日があったのか
"空しい!"
しかし前後で飛びかかるオオカミ、山犬 今や僕の心を狙う
僕 生きたまま獣の餌になって 裂かれて引っ掻かれるやり投げた身の上。
僕は毒を秘めて 快く行く
最後の日 僕の寂しい魂を助けるために。
僕の胸に毒を 秘めてから長くなるのだ。
まだ誰も害した事ない 新たに抜いた毒
友はその恐ろしい毒 もう散らしてしまいなさいという。
僕はその毒が軽く友も 害するかも知れないと脅かして
毒秘めないで生きても やがてお前 僕さえ行ってしまえば
億万世代が その後に黙って流れて行って
後で土地足りなくなって 砂になるはずだと
"空しい!" 毒は秘めて何すると?
嗚呼、僕は世の中に生まれたことを 恨まないで過ごした一日があったのか
"空しい!"
しかし前後で飛びかかるオオカミ、山犬 今や僕の心を狙う
僕 生きたまま獣の餌になって 裂かれて引っ掻かれるやり投げた身の上。
僕は毒を秘めて 快く行く
最後の日 僕の寂しい魂を助けるために。
차다:身につける、満ちる 벗 :友、友人 해하다:害する;利が無いこと 흩어지다:散らばる;乱れる。 선뜻 :動作がよどみがなくすばやいさま。 허무 :虚無;うつろ;ニヒル。
この記事に関するコメント
ブログランキングから流れて来ました。
自分のブログのリンクに登録させてもらったのですが
良かったでしょうか?
withjjj.jugem.jp
やっぱり、、、
詩は普段つかわない語彙を使うから
それだけではないですけど
韓国語を深く味わえる気がします
知らない単語もいくつかあって
勉強になります!