キム・ヨンラン「5月」
キム・ヨンラン(金永郎: 1903~1950) 本名はユンシク(允植)。全羅南道のガンジン地方の大地主の長男として生まれた。1920年日本の青山学院英文科に留学。この「5月」という詩を詠むと、目の前に広い野原の風を感じることができます。五感をすべて働かせて詠める詩です。 |
金・永郞 「5월」
들길은 마을에 들자 붉어지고
마을 골목은 들로 내려서자 푸르러진다.
바람은 넘실 천(千) 이랑 만(萬) 이랑
이랑 이랑 햇빛이 갈라지고
보리도 허리통이 부끄럽게 드러났다.
꾀꼬리는 엽태 혼자 날아볼 줄 모르나니
암컷이라 쫓길 뿐
수놈이라 쫓을 뿐
황금빛 난 길이 어지럴 뿐.
얇은 단장하고 아양 가득 차 있는
산봉우리야, 오늘 밤 너 어디로 가 버리련?
들길은 마을에 들자 붉어지고
마을 골목은 들로 내려서자 푸르러진다.
바람은 넘실 천(千) 이랑 만(萬) 이랑
이랑 이랑 햇빛이 갈라지고
보리도 허리통이 부끄럽게 드러났다.
꾀꼬리는 엽태 혼자 날아볼 줄 모르나니
암컷이라 쫓길 뿐
수놈이라 쫓을 뿐
황금빛 난 길이 어지럴 뿐.
얇은 단장하고 아양 가득 차 있는
산봉우리야, 오늘 밤 너 어디로 가 버리련?
キム・ヨンラン「5月」
野道は村に入ると赤くなり
村の路地は野に降りると青くなる。
風はうねうねと千と万と
畑のうねと日の光が割れて
麦も腰まわりが恥ずかしく現われた。
うぐいすは未だに一人で飛べないから
メスだから追い回されるだけ
オスだから追うだけ
黄金色の道が散らかっているだけ
薄ら飾りつけて愛嬌いっぱいの
峰よ、今夜お前どこに行ってしまうつもりなの?
野道は村に入ると赤くなり
村の路地は野に降りると青くなる。
風はうねうねと千と万と
畑のうねと日の光が割れて
麦も腰まわりが恥ずかしく現われた。
うぐいすは未だに一人で飛べないから
メスだから追い回されるだけ
オスだから追うだけ
黄金色の道が散らかっているだけ
薄ら飾りつけて愛嬌いっぱいの
峰よ、今夜お前どこに行ってしまうつもりなの?
붉어지다:自)赤くなる;赤らむ 푸르러지다 :푸르다(青い)+러지다(~のようになる)青くなる 넘실넘실:うねうねと;なみなみと 단장하다:舟粧する;顔、髪、身なりなどを美しくととのえること
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