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ここにあったんだね!敬天寺十層石塔!

ここにあったんだね! 敬天寺十層石塔!
私が幼い頃、よく遊びに行った景福宮(경복궁)。そこで一番胸を打たれた事といえば、入口にあった美しい敬天寺十層石塔(경천사지10층석탑)でした。2~3年前、久しぶりに景福宮を訪れると違和感がしました。考えてみるとその美しい石塔が消えていたのです。警備員に聞いてみてもどこに移したのかよく分からないという返事。しかし、その夜たまたま車で通った鐘路(종로)で再会したのです。照明で輝くその石塔(석탑)を発見してほっとしました。
夜だったため敬天寺十層石塔 (경천사지10층석탑)なのか、似ている圓覺寺址十層石塔(원각사지10층석탑)だったのかは分かりませんでしたが、その時はソウルのどこかにあることで安心したのです。
先日、2005年にリニューアルして竜山へ移転した国立中央博物館(용산국립중앙박물관)を訪れました。すると、入ってビックリ。景福宮にあったあの敬天寺十層石塔 (경천사지10층석탑)がそびえ立っていたからです。石塔のために設計されたとも過言でないリニューアルした博物館は、エスカレーターで石塔の天辺までをゆっくり鑑賞できるのがなによりも嬉しかったです。日本にも一時的に持って行かれた経験のもつこの塔は誰が見ても持って行きたいくらいの美しさです。ソウルに行ったらぜひ見て欲しいです。

■敬天寺十層石塔 (경천사지10층석탑)とは?
現在、国立中央博物館にある1348年高麗時代の10段の石塔。国宝第86号。高さ13.5m。元々は京畿道(경기도)にあった塔で1907年に日本に持っていかれてしましましたが、1918年に返してもらい1960年に景福宮へ移されました。
韓国では初めて大理石を利用して作った塔です。塔身部には釈迦·花草·竜などの文様が隙間もなく彫刻されていて、彫刻師の研究にも重要な資料となっています。韓国の伝統様式も一緒に見れるし、4層目から10層目までの四角形平面と木造屋根などは当時ラマ塔にない形式であり、塔身に刻まれた仏像は高麗後期彫刻様式を見せています。塔を3·5·7段など奇数層で作るのが普通ですが、10段で出来ています。この理由は敬天寺(경천사)が華儼宗(화엄종)派だったと思われています。華儼宗の根本経典である《華厳経》では十は華厳の完成、完全な数とされたためです。

이 탑은 고려조각의 면모를 볼 수 있어요.
この塔は高麗彫刻の面貌を見られます。
탑이 짝수인 10층이라는 것이 특이하네요.
塔が偶数である10層というのが珍しいですね。

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