トックク一杯を食べると年を一歳とるんです。
2月18日は韓国の大きな祝日であるグジョン(구정・旧正月)です。 先週から街では賑やかな雰囲気です。旧正月ボーナスで懐が暖かくなった会社員たちの笑顔にもすこし余裕が伺えます。グジョン(구정・旧正月)に韓国人たちが必ず食べる物は何かご存知ですか?それはどこの地方も関係なく食べる白いトックク(떡국・日本の雑煮に似ている)です。 |
正月の朝はセベ(세배・新年の挨拶)をして一家が集まってトッククを食べることが韓国での新年の迎いです。そのトッククを食べないと一歳としをとるとは認めないと言われています。まるでトッククを食べるというのは韓国人の意識のなかではで儀式のようなものです。多様な味付けを好む韓国の食べ物のなかでこんなに地味な食べ物はとても珍しいと思います。ではその理由は何か知らべてみました。
■トッククに隠れた願いとは!?
トッククはチォムセビョン(添歳餠・첨세병)といって年を一歳とる意味を持っています。小銭の模様を倣った餅はもともとは細長く白いガレトック(가래떡・細長い棒状の餅)を切って作ります。
わざわざガレトックを作ってから小銭の模様にする手間をとるのか、それは長い形から長寿を願う気持ちを入れたためです。また財産がこの長いガレトックのように、ぐんぐん伸びるようにと願いが込められています。
この頃は小銭の形の餅を買うのが一般的ですが、私自信は幼い頃の母を手伝ってその餅を毎年作っていました。今思うととても懐かしいです。ソウルの2月の冬は1年の中でもっとも寒い時期です。その時期に冷たい水で米をといで一晩中水にふやかし、水を切りそれを持って朝早くから精米所に持って行きます。それがとても寒くて重いので兄弟の仲で誰が行くかでよく喧嘩したものです。零下の朝、精米所には米のタライが並んであり、機械は煩くまわり白く香ばしい匂いでいっぱいでした。
今はこんな風景は稀にしかみれない風景になりました。
そのように真心と時間をかけて作ったトッククを旧正月の朝に食べることが1年の幸せを願う気持ちの現われで今にも引き継がれています。それでは、みなさんも美味しいトッククを食べてください。セヘボンマニパドセヨ!(明けましておめでとうございます)
■トッククに隠れた願いとは!?
トッククはチォムセビョン(添歳餠・첨세병)といって年を一歳とる意味を持っています。小銭の模様を倣った餅はもともとは細長く白いガレトック(가래떡・細長い棒状の餅)を切って作ります。
わざわざガレトックを作ってから小銭の模様にする手間をとるのか、それは長い形から長寿を願う気持ちを入れたためです。また財産がこの長いガレトックのように、ぐんぐん伸びるようにと願いが込められています。
この頃は小銭の形の餅を買うのが一般的ですが、私自信は幼い頃の母を手伝ってその餅を毎年作っていました。今思うととても懐かしいです。ソウルの2月の冬は1年の中でもっとも寒い時期です。その時期に冷たい水で米をといで一晩中水にふやかし、水を切りそれを持って朝早くから精米所に持って行きます。それがとても寒くて重いので兄弟の仲で誰が行くかでよく喧嘩したものです。零下の朝、精米所には米のタライが並んであり、機械は煩くまわり白く香ばしい匂いでいっぱいでした。
今はこんな風景は稀にしかみれない風景になりました。
そのように真心と時間をかけて作ったトッククを旧正月の朝に食べることが1年の幸せを願う気持ちの現われで今にも引き継がれています。それでは、みなさんも美味しいトッククを食べてください。セヘボンマニパドセヨ!(明けましておめでとうございます)
가래떡:細長い棒状の餅 구정:陰暦の元旦 한살 나이를 먹다:一歳、歳をとる事。それを歳を食べると言う
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