韓国の国旗「太極旗」の意味は?
幼い頃 学校で太極旗(태극기)を描く授業がありましたが、国旗が複雑で描くのに苦労した記憶があります。その時はどうしてこんなに難しく作ったのかと思いましたし、簡単に描ける日本の国旗がすごく羨ましいと思った覚えがあります。しかし複雑なのは、ちゃんとした理由がありますので、ご紹介したいと思います。 |
まずは、太極旗の歴史についてです。太極旗は1882年8月9日、大韓帝国の大臣だったパク・ヨンヒョウ(朴泳孝)が修信使で日本へ渡る「明治マル」という船の中で作りました。最初作られた太極旗は四角形にあさぎ土台でした。太極柄は太陽と地球を現わしています。太極の紋様は陰と陽、すなわち反対される性質を意味します。この太極の紋様は昔から韓民族が使ったこととして新羅時代(628年)の時建立された感恩寺(감은사)の石刻でも現われています。そして白い土台は平和を意味します。太極を囲んでいる4個所師卦の中で乾卦(左上)は空、坤卦(右下)は地、坎卦(右上)は月と水、 離卦(左下)は日と火を象徴します。この師卦が太極を中心に調和を成して宇宙万物の創造と平和を表現しています。
■他国の国旗の呼び方についても、簡単に調べてみました。
1 | 日本 | イルジャンギ (일장기、日章旗) | 日本国旗は「日の丸」とも呼んで、赤い丸が太陽に似ていて赤い太陽を意味します。 | |
2 | アメリカ | ソンジョウギ (성조기、星條旗) | アメリカ国旗は 「星條旗」とも呼びます。1776年独立する当時属していた13個の州を意味し、青い土台の白い星は 50個で現在アメリカに属している50個の州を意味すると言います。青い土台の白い星は州が追加される度に一つずつ増える特徴を持っています。 | |
3 | 中国 | オソンホンギ (오성홍기、五星紅旗) | 国旗は赤い地色に黄色になった大きい星一つと 4個の小さな星が描かれています。名称五星は中国共産党(棟梁)指導の下の4つの階級-労動者、農民、プロレタリア、民族プロレタリア階級を意味します。土台の赤い色は革命を象徴しています。 | |
4 | 北朝鮮 | インゴングギ (인공기、人共旗) | 北朝鮮では「共和国国旗」と呼びます。赤は革命精神を、赤い星は共産主義社会建設を、星の白地色は陰陽思想を、青は平和に対する国民の希望を象徴します。 |
他の国々の国旗の意味を調べてみるのも面白いと思います。
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